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日本財団の留学生=東京で懇親会開く=中南米の日系子弟

4月13日(水)

 【東京支社】昨年からスタートした日本財団日系スカラーシップの留学生たちの懇親会が三月二十五日、東京・港区の日本財団本部で行なわれた。
 同スカラーシップは中南米の日系人子弟を対象にした奨学金制度で、「各自の夢が実現しやすいように規制は最小限」(日本財団・佐藤英夫さん)とあって、他の制度では認められない専門学校などへの留学も可能と、自由度の高さが特徴。現在一期生九人が日本での留学生活をスタート、二期生四人も四月からの留学を控えて来日している。
 この日の懇親会には一期生六人と二期生二人が参加し、留学生活についての意見交換を行なった。留学生が苦労した点として、アパート探しの大変さ、留学先を決める難しさなどがあげられた。
 一期生の打村明さん(チリ・国際基督教大学大学院)からは「これから来る人にアドバイスできたり、留学についての情報を交換できるウェブサイトを作れないか」との提案があり、財団からも前向きな返答が出された。