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コラム 樹海

 中学生が使用する「歴史」と「公民」の教科書から『従軍慰安婦』の言葉がなくなったという。この言葉は戦後になって造語されたものであり、戦前にはない。日本の官憲による『強制連行』も、反日主義者が書いた捏造記事であった。韓国から強制的に連れて来たの文章を疑問視した専門家が現地に赴き調べたところ「そんな事実はない」事が証明されてもいる▼こうした虚偽を堂々と教科書に掲載する出版業者もだが、執筆者のいい加減さでもある。一部の新聞は、このインチキをさも事実として報道した責任は重い。新しい教科書がこうした誤りを是正しようとしているのは結構ながら、教科書の記述としてはどうか?と思うものもある。産経新聞などによると、南京事件の犠牲者数を「20万人、30万人」と書いている教科書もあるそうだ▼まだ―ある。これも日本の新聞記事から教えられたのだが、偏向というか―韓国や中国と露の立場になって記したとしか思えないものがある。元と高麗の元寇が日本を襲撃した文永・弘安の役(鎌倉時代・十三世紀)を「進出」と書いている。一方―。豊臣秀吉の朝鮮出兵は「侵略」とする教科書があるのは、どういうことなのか。あのソ連が日本との中立条約を一方的に破り満州に侵攻したのも「進出」と記述するのは、誰しもが「おかしい」と考えるに違いない▼こんな教科書を使って学ぶ中学生が可哀想だし、自虐史観に満ちた歴史から得るものはない。日本の歴史を誇りをもって語れる―そんな日本人の育成こそが大切ではないのか。反日教科書などはもういらないのである。 (遯)

05/4/14