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2年で連邦公務員ほぼ倍増=半数以上は採用試験なし=政府の無計画ぶりを露呈

4月19日(火)

 【エスタード・デ・サンパウロ紙十八日】政府の諸官庁に勤務する公務員の数がルーラ政権に移行して以来、ほぼ倍増していることが明らかになった。人事院の記録を予算管理省がとりまとめて発表したもので、二〇〇二年の時点で公務員は一万八千四十人だったのが、〇四年末には三万三千二百四人へと八四%膨れ上がった。このうち半数以上は縁故者や有識者のいわゆるノンキャリア組で、採用試験なしで雇用されている。
 ルーラ政権誕生当時、政府は公約に乗っとり雇用増大の名目で公務員三万七千二百七十二人を公募したが、採用は約二万五千人にとどまった。このうち二万三人強が採用試験をパスした。しかし約一万二千人は所属部署が確定しない臨時雇用的な存在で、政府の無計画振りを露呈した。さらに約一万人は大学教授の資格を持ちながら空席待ちの失業者である。
 いっぽうで閣僚が個人的に採用している公務員は一万九千人余と前政権より一千百二十七人多く、しかもこのうち五千三百人強は縁故者など業務に全くの素人が多い。また第三者への委託業務も前政権の七百十七件から三百件増えて一千十七件となっている。さらに国連が提唱した教育、保健、農地改革に対応するため前政権が雇用した九千人を引続き業務に当たらせている。
 定年退職者は毎年五千人から八千人となっているが、〇三年は社会福祉法が改善されたことで一万七千人強に増えた。しかし昨年は六千四百人と平年並みに戻ったため入れ替わりが止まり、公務員の数が膨れ上った。採用試験を受けての雇用は〇二年が三千二百人余だったのに対し昨年は一万六千人強、無試験組は〇二年の四千三百人強に対し昨年は一万一千人強、閣僚の縁故採用は〇二年の四千九百年に対し昨年は六千三百人強だった。

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