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広がる在宅勤務=技術、調査関係の企業で
4月20日(水)
【エザーメ誌八三八号】米系製薬会社のメルク・シャープは二〇〇五年一月、社員九百三十人の在宅勤務を試験的に開始した。同社の米本社では〇四年八月、社員三万九百人の二八%を在宅勤務とした。
会議はテレコンフェレンスで行い、書類のやりとりはインターネットで行う。理由は各社員の能率向上。全社員は週二回、病院訪問が義務付けられている。会社と病院、自宅の間を巡回すると時間のロスが大きいことに気付いた。自宅から病院までの往復時間は、社員の負担となる。
会社は各社員にブロードバンド付きコンピューターと携帯電話、インプレッサーを提供した。古参社員は大喜びだ。能率は一五%アップしたという。ただ社員間の文化的連帯関係が失われる。在宅勤務システムは、技術や調査関係の企業などで取り入れられている。