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植物医薬品が年々増加=副作用少なく、予防にも効果

4月27日(水)

 【エスタード・デ・サンパウロ紙四日】薬草を原料とする植物医薬品の服用が年々増えている。年間売上高が四億レアルに達し、薬局の全売上高の七%を占めるに至った。
 消費者がそうした医薬品を求めるのは、副作用が少なく予防にも役立つからだ。薬草専門店の話では、年間一〇%増の割合で薬草の消費が伸びているという。市民は健康管理にますます目覚めている。
 アロパシー(逆症)療法は敬遠され、ホメオパシー(類似)療法や微分子療法、薬草療法などが注目されている。特に人気があるのは、精神安定剤や精神活性剤、アレルギー防止剤、消化促進剤など。
 アナ・マリアさんは、更年期症状とストレスの治療を行っていたが、市販薬の副作用に悩まされた。植物医薬品の専門医の指導で思い切って薬を取り替え、副作用から解放された。なぜ、もっと早く始めなかったかと悔やんでいる。
 化学薬品から植物医薬品への変更は、世界的傾向だ。調合専門の薬局が過去五年、三千百店から五千三百五十六店へ急増した。おびただしい新しい植物医薬品が日々、登場している。
 急性の伝染病には間に合わないので、植物医薬品は万能ではない。この場合は、アロパシー抗生物質の世話になることもある。慢性の伝染性疾患者は、専門医の指導で免疫療法の適当な植物医薬品を求めること。
 ANVISAは、性欲促進に効く植物医薬品hakopの市販を許可した。学名はtribulus・terrestris。その実のエッセンスで作る植物性ヴァイアグラである。植物性ヴァイアグラは性ホルモンの分泌を促し、頭脳の活性化にも効く。高齢者は使用前に医師の指導を受けて、準備運動をしたほうがよい。