4月27日(水)
日本航空とブラジル日本文化協会共催の映画上映会が三十日午後一時から文協ビル大講堂で開かれる。
入場は無料だが、文協事務局と日本航空サンパウロ支店(パウリスタ大通り五四二、二階)で整理券が配布されている。
上映されるのは尾田栄一郎原作、宇田鋼之介監督の「劇場版ワンピース・デッドエンドの冒険」(〇三年公開・九十五分)。フジテレビ系列で放送されている人気アニメ番組が映画化されたもの。ストーリーは、万年金欠病のルフィ海賊団、賞金稼ぎのシュライヤ、レース優勝候補の海賊ガースパーデが参加したレース「デッドエンド」が舞台。ルフィたちの船に潜り込んだアナグマという子供をゾロが発見。その子を乗せて巨額の賞金をかけたレースは続く。だがそのレースには、とんでもない陰謀が隠されていた――。
約十五分の休憩をはさんで上映される二本目は、「釣りバカ日誌十五ハマちゃんに明日はない!?」(〇四年公開・一〇七分)。出演は、西田敏行、三國連太郎、浅田美代子、江角マキコ。今は無き松竹大船撮影所の〃最後の世代〃といわれる朝原雄三監督が、小津安二郎の代表作「春秋」の映像を大胆に取り入れ、「釣りバカ」の面白さはそのままに、松竹大船調のリズムを持つ実に味のある喜劇映画に仕上がっている。
日本航空サンパウロ支店マーケティング担当の大槻美恵子さんは、「千二百枚の整理券がすでに配布済みですが、まだ数に余裕があります。今回は宣伝に力を入れました」と、多くの来場者を見込んでいる。