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外国人登録切り替え=援協、「一括手続き」行う検討=連邦警察7月以降「方法」発表か

5月3日(火)

 【既報関連】外国人登録の切り替えについて、サンパウロ日伯援護協会(酒井清一会長)が連邦警察から係官を呼び、コロニアで一括して手続きを行おうと、検討に入った。今月十九日の定例役員会で、理事たちに諮られる見込み。場所は文協展示室を予定し、関係団体などと調整を進める。
 連邦警察に、沖縄県系の三世が勤務。具志堅茂信事務局長が同じく同県出身であることから、原案が生まれた。
 「六十歳以上の人でも、更新したほうがよい」(注・一九九七年十月十五日付の法令9505号では、六十歳以上と身体障害者は更新しなくてもいいことになっている。援協福祉部法律相談室の内山節夫弁護士により、この有効が確認済み)、「サンパウロ市と地方では手続きの仕方や値段が違う」「期限の切れる何カ月前に連邦警察に出頭しないといけないのか」──など、コロニアで情報が交錯している。
 援協福祉部への問い合わせも少なくなく、解決に向けて策を練りたいところだという。沖縄県人会と文協との共催という形で実施したい考えで、両団体と相談する。
 福祉部の内山弁護士がこのほど、直接連邦警察に電話で質問した。
 「期限が切れる一カ月前から、手続きを行えばよい。七月ごろから問い合わせ電話が増え、手続きの簡素化を考えることになるだろう。七、八月ごろにその方法などを発表できるだろう」と返答されたという。
 前回(九六年)の切り替えでは、県連がイニシアチブをとっていた。