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国際防犯警備フェア開催=警備会社への規制多いブラジル=サンパウロ市

5月6日(金)

 【エスタード・デ・サンパウロ紙二日】サンパウロ市イミグランテス展示センターで国際防犯警備フェアが開催されている。国際防犯週間にちなんで開かれたもので、内外の防犯器具や警備機器が出品されたほか、警備会社のサービスも紹介されている。
 なかでも注目されたのが、アメリカ製の「人を殺さないショットガン」で、ピストルの口径を広くしたものでそこから放射性物質を発射する。撃たれた人間は神経に異常をきたして動けなくなり、やがて気を失うという。特長は広口径のため命中率が高く、また十秒間という速効性にある。このガンは世界三十五カ国の七千部署の警官が使用している。このほか警官や軍隊用のジープや軽トラックも紹介されている。
 また、今回初の国際防犯学会が同会場で行われ、諸問題が討議された。ブラジルに対しては、防犯器具の使用や警備会社の活動を規制する条例が多すぎると指摘された。これにより国際統一条例を採択する動きも出ている。