密輸と聞いて何を想像しますか。麻薬や武器のことがまず思い浮かぶでしょうが、ブラジルでは珍種の動物の取り引きも問題になっています。
六日付フォーリャ紙によると、日本にも輸出されているアララアズール(青いインコ)の相場は六万ドル。高級車並みの価格が付いています。
気になってインターネットで色々調べてみたら、ブラジルトヨタ社がアララアズールの保護プロジェクトを行なっていることを知りました。
生息地の大湿原パンタナルでの足として不可欠なピックアップ、ハイラックスを寄付するなど九一年から支援を開始。この間にインコの数は三倍に増えたそうです。
最近はバッグやTシャツと、その売り上げの一部が自動的に環境保護団体に寄付される商品も見かけます。でも、密輸の活性化につながるのではやるせません。 (大)
05/5/10