5月11日(水)
保健省と法務省の調査によれば、銃器規制法の施行後、被弾による負傷者の入院が減少したという。銃回収キャンペーン前の七カ月と後の七か月の入院患者数を比較すると、サンパウロ市で七%、リオでは一〇・五%減少した。被弾者の七五%は、三十九歳以下。リオでは暴行による被弾が七〇%、サンパウロ市は四八%。事故による被弾はリオが四四%、サンパウロ市が二七%。
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州立未成年者支援財団(Febem)は九日午後、サンパウロ市東部タトゥアペ区の少年更生施設に勤務していた職員八人(女性七人、男性一人)を解雇した。八人は収容者の持ち物検査の際に携帯電話と充電器を隠し、後に収容者に返していた。同日午後九時には同施設で新たな暴動が発生、少年八十人が逃亡を図ったが、催涙弾を使った軍警の機動隊に阻止された。
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ブラジル地理統計院の調査によると、初産の女性の平均年齢が九一年の二十二歳から二〇〇一年には二十一・六歳に低下した。初産の女性の中で十歳から十九歳までの未成年者が占める割合は、九一年の三二・五%から二〇〇〇年には三八%に上昇。アラゴアス州では、十歳から十四歳までの少女の一八・五%が二人以上の子の母親で、北東部各州で少女の出産が多い。母親の総数は四千五百九十四万人、十歳以上の女性の六二%が母親。
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コリンチアンス・サッカークラブは九日、アルゼンチン出身のパッサレーラ監督の解任に先立ち、ヴィッセル神戸へ移籍交渉中のレオン監督に帰国を打診した。レオン監督のヴィッセル神戸への月給要求額は六十万レアル。要求額は交渉中で、最終決定に至っていないようだ。パッサレーラ前監督の月給は三十三万五千レアルで、違約金は三百五十万レアル。第二候補には、ルッシェンブルゴやネウシーニョの名も挙がっている。