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5月19日(木)

 瑞穂植民地(サンベルナルド・ド・カンポ市)の入植七十周年祭が十五日にあった。ある来賓者によると、サンパウロ総領事館や文協の代表者らが訪れ、式典は賑やかだった。ただ、どちらかと言えば内輪の行事にとどっまっていたよう。「七〇年代には、勢いがあったんですけど」と、この男性。かつては養鶏の村として栄え、技術がバルゼア・アレグレ移住地(MS)などに移転された。周囲にファベーラが広がり、農家を続けている人は少ない。時代の流れか…。
     ◎
 プロ野球ヤクルト球団にテスト入団したブラジル出身のユウイチが、このところ先発メンバーに定着したようだ。ファースト(一塁)かライト(右翼)を守り、三番を打ったりする。チーム打率よりも高い打率を保持しているから、先発定着もうなずける。先が楽しみだ。今年は野球に関しては、アマもプロも「ブラジル出身」が話題になって楽しい。
     ◎
 北海道協会の婦人部・青年部はそれぞれ、はまなす会・ひぐま会という名前が付いている。幼稚園の学年のようでかわいらしい。それにただの婦人部のラーメンよりもはまなす会のラーメンのほうがおいしそうだし、ひぐま会の餅つきは力強い気がする。県人会も「りんごほっぺ青森県人会」、「さくらじま鹿児島県人会」いかがだろうか。
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 ブラジル一の売れっ子作家パウロ・コエーリョの作品が、日本人監督のもとで韓国人が主演して映画化され、十月の東京国際映画祭へ出品される予定だという。韓国の情報サイトinnolife.netによれば、原作となるのは『ベロニカは死ぬことにした』で、映画のタイトルは『その時、私は死ぬことにした』。制作費は十億フォンで低予算芸術映画だそう。監督は『キスとキズ』などを作った堀江慶(27)。韓国を代表する美形俳優イワン(21)が画家役を主演するため、さっそく日本でも話題になっているという。