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百周年協会大イベント=絵入りの入場券完成=販売開始=みんなで盛り上げて

5月20日(金)

 【既報関連】ブラジル日本移民百周年祭典協会のイベント委員会(青木智栄子委員長)が主催する、日伯の有名歌手が競演する夕食会の入場券が完成し、本格的な販売を始めた。小原彰総務委員長は「百周年初めての大規模なイベントです。みんなで参加して、ぜひ盛り上げてください」と呼びかけた。
 六月二日午後八時から「ボサノバ、七夕、カイピリニャ及び酒の夜」と題された夕食会が、サンパウロ市南部シャッカラ・サントアントーニオ区カストロ・ヴェルデ街266番にある最新イベント会場VILLA NOAHで行われる。入場料は一人二百レアルで、五百人の予定。一般参加も可能で同事務局(11・3209・3875)まで申し込みを。
 霧の中の「さんとす丸」の後姿の絵が描かれた、美しい入場券が先週完成し、現在、同事務局で販売中だ。これは日系画家のサト・ミネヨさんが書き下ろした絵で、「終わったら額に飾って楽しめる」と小原総務委員長は薦める。
 NHKの協力を得て、日本の七〇~八〇年代を代表する女性実力派シンガーソングライター渡辺真知子さんが来伯して歌う。加えてブラジル側からは、欧州での活動経験もあるリオ在住のブラジル人女性歌手Lica Seccatoさんがボサノバを歌う。
 夕食会の前、午後二時からシンポジウム「ブラジルにおける日本移民の百周年」が、サンパウロ市のモルンビー・ブルーツリーホテルで行われる。ロドリゲス農務大臣、サンパウロ州工業連盟のスカフ会長、堀村隆彦日本国ブラジル大使らの講演が予定されている。
 百周年の意義や目的、検討中のプロジェクトやイベントを紹介するもの。北はアマゾンから南はポルト・アレグレまで全伯から約三十日系団体を招待し、航空券や宿泊代を同祭典協会が負担して行う。