5月20日(金)
大統領訪日に合わせて訪日する企業家の青木智栄子さん(ホテル・ブルーツリー・グループ社長)が、焦点の対日輸出拡大に向け、キーパーパーソンになりそうだ。ブラジル有力紙は「チエコは日本で大変知られた存在」とし、ソニーの創立者・故盛田昭夫とも交友があったと報道。「小さい頃に近所に住んでいた」(青木さん)との談話を伝えている。
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戦後、南マ州日系人の指導者的存在だった末兼了生さんが、さきごろ亡くなった。末兼さんは、俳誌『蜂鳥』(富重かずまさん主宰)の創刊以来の誌友で後援者だった。三月号への投稿が最後。主宰夫人の久子さんは四月号に掲載した追悼文で「少し気になる俳句があった」と書いた。句は四句採られており、そのうちの二句が「棘とって薔薇を供へる志」「体調の崩れゆく日々秋の風」だった。
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援協福祉部(診療所隣り)は、文協ビルの非常口を塞いで室内を使用している。行政側の要求に合わせて通路を空けるため、部屋の規模を縮小することになりそうだ。一部は巡回診療班に移すため、同診療班の行く場がなくなってしまう。百周年祭典委員会が以前に使っていた部屋(同診療班隣り)を、文協から借りるつもりだ。福祉部は一般市民との接点が少なくないため、機能自体は変わりない。迷路状になったこの一角。また、ややこしい部屋割りになるかも。
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宮城県人会、七夕祭りの短冊は、願いによって色を分類している。白―平和、緑―希望、黄―金運、桃―愛、青―天の加護、赤―情熱。昨年は緑が売り切れるほどの大人気、一昨年は白と黄色。年によって願いに傾向があるようだ。人々に満ち足りないものがわかる。今年は何色が売れるのだろう。