5月24日(火)
国営ブラジル通信は大統領訪日を前に、在日ブラジル人学校を巡る状況をこう伝える。「浜松市のブラジル人コミュニティを支援する比嘉エヴァリスト神父は、ブラジル人学校の多くは商業目的で運営されており、その幾つかは教師のレベルなどに関して実に脆弱な体制しかないと言う。これらの学校のおかげで日本の中にブラジル人〃ゲットー〃的状況まである。ここで十年も暮らしているのに、一度も日本語を学んだことがない者までいる」。訪日が終わるまで、次々と日本情報がブラジルマスコミによって語られる。好意的記事が多いとありがたいが・・・。
◎
花と柿の祭りが行われているイタペチの日本人会は、会館敷地の中に全天候ゲートボール場を持っている。雨が降ってもプレーできるし、コートも損なわれない。照明の下、午後十時まで、四チームは編成可能なくらいの人たちが練習を楽しむ。祭りの日、この施設がなんとそっくり〃焼きそば専用食堂〃に早変わりした。客席は百五十余りか。改めて、ブラジルにおける焼きそばの威力?を思い知らされた。
05/05/20/耳・ブラジルを知る会/堀江
◎
デカセギをテーマにしたパネルディスカッションを企画した「ブラジルを知る会」。駐在員夫人が会員の多くを占める。こちらの日系人よりもむしろ、帰国後の身近な問題といえる。「半期に一度、講演会を主催し、活動をアピールしてきたが、あくまでも受け身だった。これからは発信していきたい」と、同会は前向きな姿勢を見せる。