6月7日(火)
サンタ・カタリーナ州フロリアノポリス市で学生らがバス料金の三レアルへの値上げに抗議、自動車などを破壊して軍警と衝突し、学生十六人が拘束された。続いて路線バスの運転手も、会社と学生との間で合意に至らない場合のスト入りを示唆した。ブラジル弁護士協会(OAB)学生側を支援。事態解決のためOAB現地支部は、バス料金の八・八%の値上げ差し止めを裁判所へ申請した。
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これまでで最大級と見られる、六百人に上る製材業者からなる不法伐採マフィアが連邦警察によって摘発され、九十五人がクイアバ署に拘束された。被害総額は八億九千万レアルとされる。環境保護院クイアバ支部のウエルレ局長他五州の政府高官五人が拘束され、製材所経営者や政府関係者の資産が、一網打尽に差し押さえられた。
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サントス市ボケイロン区で三日午後九時ごろ、女性検事が自宅前で顔を撃たれ、病院に運ばれたが死亡した。目撃者によると、犯人と見られる男が被害者のバッグを奪い車で走り去ったという。警察は強盗事件とみて捜査を開始。
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サンパウロ市東部イタケーラ区で三日、自動車が学校近くの歩道に突っ込み、児童三人を含む十人がはねられてケガ。糖尿病で左足を切断した元タクシー運転手が運転ミス。
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サッカーブラジル代表は五日、ポルト・アレグレ市内でW杯南米予選に挑み、四対一で難敵パラグアイに快勝。来年のドイツ大会の出場をほぼ確実にした。エース、ロナウドの代表辞退でレギュラーとして先発したロビーニョが得意のドリブルで相手を翻弄した上、同地出身のロナウジーニョ・ガウショが二点をPKで決めるなど堅守で知られるパラグアイを粉砕。ブラジルは八日夜、現在首位を走る宿敵アルゼンチンと対戦する。