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新型プレハブ住宅を生産=伯メーカーに中近東からも注文

6月8日(水)

 【エスタード・デ・サンパウロ紙五月三日】米国で開発された鉄板とコンクリートプレートのプレハブ住宅が、ブラジルのスチールフラーメ社で生産・販売されている。施工期間が、在来工法の三分の一になる。整地から完成まで九十日で引き渡す。
 同社はアラブ首長国連邦から外国人居住地用の住宅百戸分の注文を受けた。さらにスペインやナイジェリア、コスタリカから引き合いがある。各戸の建坪は四百五十平方米、生産原価はセット一式で九万ドルという。
 同国では、それを二十五万ドルで販売している。セット一式には、プレートやサッシ、大理石の踏み石、ヒーター一式、イルミネーションなども含まれる。
 建築工程には、レンガ積みやモルタル塗りがない。各戸の外装は全部異なる。内装は注文者が好みで選べる。米国ではプレハブ住宅の八〇%が、この工法を取り入れた。ブラジルはまだ五%に過ぎない。
 この工法で四階建ての集合ビルや学校,病院の建築可能だ。建物の骨材はメッキ加工を施した鋼鉄を使ってボルトとピンでとめている。壁材の中はファイバーグラスで絶縁している。