ホーム | ブラジル国内ニュース(アーカイブ) | 児童ポルノを大量検挙=容疑者宅で写真28万枚押収

児童ポルノを大量検挙=容疑者宅で写真28万枚押収

6月9日(木)

 【エスタード・デ・サンパウロ紙八日】リオデジャネイロ州連警は同州ボルタ・レドンダ市で七日、児童ポルノ作成ならびに公開の容疑で格闘技インストラクターの男(33)を逮捕した。
 容疑者は両親と同居しており、自室からはこれまでに二十八万枚の児童ポルノ写真が押収された。このうち少なくとも二十人の児童が性的暴力や虐待を受けたと見られている。ポルノ写真やフィルムはいずれも容疑者が「出演」、児童には様々な仮装をさせていた。
 逮捕のきっかけとなったのはスペイン警察から送られてきた児童ポルノの写真で、容疑者と児童の後方に同市の表札が判読できたことで、容疑者を割り出した。これにより国際的児童ポルノ組織が存在することが裏付けられた。
 押収品の中には二台のコンピューターも含まれており、これで外国と交信しポルノ写真のやりとりをしていたと見られている。連警では児童の両親を探し、告訴の手続きを行う。立件されると、一人の児童につき十年間の刑期となる。