6月10日(金)
【フォーリャ・デ・サンパウロ紙九日】二〇〇六年サッカーW杯南米予選でブラジル代表は八日、ブエノスアイレスでアルゼンチン代表と対戦、三対一で敗れた。
アルゼンチン代表はこの勝利でW杯出場を決めた。ブラジル代表の出場はほぼ確定しているが、決定はチリ戦までお預けとなった。
超攻撃的布陣で試合に臨んだが、攻守に精彩を欠いたブラジル代表は前半で三点を奪われた。後半二十七分にロベルト・カルロスがフリーキックを決めてからようやく調子を取り戻し、試合終了直前にはアドリアーノのシュートがゴール支柱に当たるなど積極的に攻撃が行われたが、得点には至らなかった。
南米予選での敗北はエクアドル戦(一―〇)に続き二度目。アルゼンチンとの「伝統の一戦」で三点を奪われ敗れたのは、一九六四年以来の出来事。