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証言に揺れた金融市場=「証拠なく」最後には好転

6月16日(木)

 【エスタード・デ・サンパウロ紙十五日】ジェフェルソンPTB党首が証言を行った十四日の金融市場は、大きく揺れた。しかし、ここ数日間に行われた告発内容を裏付ける証拠が提示されず、ルーラ大統領の汚職への関与にも触れることなく証言に新味がなかったことから、市場のムードは最後には好転した。
 サンパウロ証券取引所(Bovespa)では、十三日の終値が二四九〇一ポイントだった平均株価指数が証言直前には二四三八二ポイントまで下がったが、証拠の提示がないと報じられると急上昇し、二五七四四ポイントで取引を終えた。
 外国為替相場では、十三日の一ドル二・四四九レアルから二・四七一レアルまでドルが上昇したが、証言後に急落、二・四三五レアルでその日の取引を締めくくった。カントリーリスクは四二三から四一七ポイントまで低下した。
 市場関係者らは、証拠の提示がなくても告発内容には裏があり、今後も政局の展開から目が離せないが、峠は越えたとみている。また、同党首が攻撃の的にしたジルセウ官房長官が閣外に去れば、政府は難局を乗り切れると同長官の更迭に好意的だ。
 サンパウロ市民の今回の証言への関心は高く、十四日にサンパウロ市中心部で行われたインタビューでは、現政権に対する不信感を始め、素朴で誠実な大統領が党執行部に裏切られたとする人や、大統領があんなヤツ(ジェフェルソン党首)と連立を組んだ理由がわからないなど、反応は様々。そして今回の告発と証言が政界の汚職一掃と、政治改革のきっかけにつながるよう望む声が多かった。

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