非日系の市長と弁護士が日本移民の功績を称え、慰霊碑建立へ尽力している。十六日付け本紙七面で紹介したマットン市の動きである。
三年後に控えた日本移民百周年へのオメナージェンだそうだ。
十五日付けエスタード紙では、政治、経済、教育など、分野別に日本移民特集記事が組まれ、上原幸啓文協会長や渡部和夫氏、大竹ファミリーなどが、紙面を飾った。
ルーラ大統領訪日の際では、政府間レベルでの取り決めがなされたが、問題のコロニアはどうなのか。
「選挙でまだ疲れてるんじゃないの」とある文協幹部。選挙後、約二ヵ月が経とうとしているが、動きはほぼないと言っていい。
形骸化といってもいいこの状況のなか、あちこちで不平、不満の声が聞こえているが、届くべき方たちの耳は、お年のせいか少々遠いらしい。 (剛)
05/6/17