6月22日(水)
日伯両国が注目するジッコの采配ぶり――。各大陸の王者が激突するコンフェデレーションズ杯で、ジッコ率いるアジア王者の日本は二十二日、南米王者のブラジルと対戦する。
ともに四強入りをかけての対戦であるだけでなく、ジッコ監督にとっては夢にまで見た母国との顔合わせ。日本だけでなくブラジルの各メディアもジッコの意気込みを大々的に取り上げる異例の盛り上がりを見せている。
敵将はブラジルサッカー界が生んだ英雄の一人、ジッコ。スポーツ紙の「ランセ」を始め、フォーリャ紙やエスタード紙も二十一日付けのスポーツ面一面でジッコの単独インタビューを掲載。「国歌吹奏の時が一番、複雑な気分になるだろう」と愛する母国に立ち向かう心境を吐露した。
一方で「どうすればブラジルに勝てるか、私は知っている」と自信も見せた。
一九八九年に端を発する両国の対戦成績は日本の一分け五敗。試合はグローボ局などで午後三時四十五分から生中継される。