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サンパウロ市で2回公演=ボサノバの小山さん

6月23日(木)

 日本のボサノバ歌手、小山けいとさんの公演が二十四、二十六の両日、サンパウロ市で開催される。リオデジャネイロ出身の作曲家でギター奏者のドルバル・フェレイラが共演。ピアノ、サックス、フルート、ベースの奏者で構成される「クアトロ・ポル・クアトロ」の四人も参加するコンサート。「パト」「コルコバード」といったボサノバの名曲を中心に十一曲を披露する予定だ。
 二十四日はルネッサンス・ホテル(アラメダ・サントス2233)のハバナクラブで午後八時から。二十六日はブラジル住宅博物館(ブリガデイロ・ファリア・リマ通り2705)で午前十一時開演。いずれも入場無料だが、クラブでの飲料代は個人負担になる。
 小山さんは山口県出身の女性で、移民だった曽祖父の影響でブラジル音楽に目覚めた。武蔵野音大卒。ミュージカル出演など多彩な活動を展開する一方、ボサノバ普及にも励む。
 トム・ジョビンやセルジオ・メンデスらと並び称されるボサノバ先駆者フェレイラと、ジョアン・ドナートのアレンジも手掛けるクアトロ。小山さんは日本語でフェレイラ作曲のボサノバを歌う予定もある。
 国際交流基金サンパウロ日本文化センター、ブラジル住宅博物館の共催。