6月24日(金)
リベルタドーレス杯の準決勝でサンパウロは二十二日、リーベル・プレートと対戦し二対〇で快勝した。
六万を超える大観衆を飲み込んだモルンビー競技場で、サンパウロは開始早々から丁寧なパス回しで試合を支配。アモローゾら攻撃陣が再三、好機を作り出すが堅守のリーベルもゴールを許さない。
敵の出方に合わせて自在の采配を見せるアウトゥオーリ監督は、リーベルが引き分け狙いで攻撃を仕掛けないと見るや、後半から守備の要のレナンを下げ、攻撃陣をてこ入れ。この采配が的中し、再三相手ゴールに攻め込むサンパウロだが、ウルグアイ人主審の不公平な判定に苦しみ、ゴールを奪えない。
重苦しい雰囲気が破れたのは後半三十一分。ダニーロが強烈なミドルシュートで先制。さらに終了間際に得たPKをロジェーリオが決めて二対〇とした。
二十九日にブエノスアイレスである二戦目で引き分けか一点差の負けでサンパウロの決勝進出が決まる。