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コッパ・ド・ブラジル=弱小チームが初優勝=パウリスタ、強豪相手に快挙

6月25日(土)

 【エスタード・デ・サンパウロ紙二十三日】サッカーのコッパ・ド・ブラジルでパウリスタ(ジュンジアイ市)が初優勝し、二〇〇六年度のリベルタドーレス杯の出場権を手に入れた。決勝の相手はフルミネンセで、第一戦のホームで二―〇で勝っている。
 パウリスタは二十二日、リオのアウエイのサン・ジャヌアリオ・スタジアムで第二戦を行い、〇―〇で引分けて優勝を決めた。これまでジュベントゥーデ、ボタフォゴ、インテルナショナル、フィゲレンセ、クルゼイロ、フルミネンセらの強豪を相手に通算成績五勝三敗四引分で頂点に登りつめた。
 同チームは創立九十六年の歴史があり、ブラジル選手権のCクラスで〇一年に優勝、サンパウロ州選手権A―2クラスで一九六八年と〇一年に優勝しているのみで、Aクラスでの優勝は初めて。かつてのサンカエターノがそうだったように奥地の無名チームが快挙を成し遂げ、強豪の仲間入りしたことで、地元ジュンジアイ市はお祭り騒ぎとなって喜んでいる。
 コッパ・ド・ブラジルはブラジル三大会の一つでブラジル選手権、各州選手権、南米選手権と並ぶ。南米選手権に出場権がないチームで覇を競い合う。優勝チームがブラジル選手権の上位四チームとともに翌年のリベルタドーレス杯に出場できる。