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美智子さまのご著書出版会=史料館=にぎわう

6月25日(土)

 このたびポルトガル語に翻訳された皇后陛下美智子さまのご著書『バーゼルより―子どもと本を結ぶ人たちへ』の出版記念会が二十三日夜、ブラジル日本移民史料館で開かれた。サンパウロ総領事館の丸橋次郎首席領事や関係者ら約百二十人でにぎわった。
 翻訳者の二宮正人さんが同史料館に百二十冊を寄贈。五十レアルで販売され、ほぼ売り切れた。
 「両陛下が実際にいらっしゃったこのフロアの写真も収められており感慨深いものがある」と、二宮さんは出版の喜びを語った。
 また、ルーラ大統領訪日の際、一緒に宮中を訪ね両陛下と交わした会話について触れ、「(連邦下院議員だった)野村丈吾、小林パウロ両氏の死去を悲しんでおられ、笠戸丸移民の中川トミさんの様子を案じておられた。ブラジルのみなさんにどうぞよろしく、とおっしゃっていました」と報告した。
 本は史料館などで販売される。