7月1日(金)
大会史上初の同国対決実現か――。リベルタドーレス杯準決勝でサンパウロは二十九日、敵地でリーベル・プレート(アルゼンチン)を三対二で下し、一九九四年以来十一年ぶりの決勝進出を決めた。
初戦に二対〇で勝利しているサンパウロは、一点差での負けが許される有利な状況。リーベルのサポーター六万人が圧倒的なブーイングを送る中、サンパウロは前半十一分にダニーロが先制。その後、追い詰められたリーベルが攻め一辺倒の選手起用をしたこともあり、押し込まれるが巧みな試合運びで三対二で快勝。テレ・サンターナ元監督時代以来の決勝進出を勝ち取った。
六〇年に始まった同大会で一度もない同国クラブによる決勝戦。もう一方は、三十日のアトレチコ・パラナエンセ(クリチーバ)とグアダラハラ(メキシコ)の勝者で、決勝は七月六、十三日に行われる。