7月2日(土)
【エスタード・デ・サンパウロ紙一日】サンパウロ市内の一般家庭の電気料金が四日から二%引き下げられることになり、驚きをもって迎えられている。エレトロパウロ電力会社によると、コストダウンとの関係から値下げに踏み切ったもので、値下げは三十日後の料金請求書で明らかになるという。
コストダウンは電力供給価格の見直し、ドル安によるイタイプ発電所の値下げ(同所ではドル建価格)、総合卸売物価指数の引き下げが原因となっている。しかし工業用電気料金は逆に値上げとなり、同社ではこれにより値下げ分を相殺、利益はしっかりと確保している。
これに反し、固定電話料金が三日から、七・二七%値上げされる。これにともない公衆電話で使用するテレフォンカードも七・三七%の値上げとなる。二〇度数のカードの場合、現行の二・一七レアルから二・三三レアルとなる。市外通話料金は二・九四%値上げするも、国際電話は七・九%の値下げとなる。
また州間交通料金や国際運賃も一四・八四%の値上げとなる。