7月2日(土)
リベルタドーレス杯の準決勝が六月三十日、メキシコで行われ、クリチーバの雄、アトレチコ・パラナエンセはシーヴァスに二対二で引き分け、クラブ史上初の決勝進出を決めた。一九六〇年に始まった同大会で同国が決勝を独占するのは初めて。
昨年のブラジル選手権準優勝のアトレチコだが、ほとんどの主力選手が海外移籍したため、今大会を勝ち抜くのは不可能というのが前評判だった。目立ったスター選手こそいないものの、まとまりと闘争心を武器にまさかの快進撃。本拠地で行われたシーヴァスとの初戦で三対〇に勝利していたアトレチコは二点差で敗れても決勝進出が決まる有利な状況だった。
先制されながらも堅守からの速攻で逆転したアトレチコは終了間際にPKで同点に追いつかれたが、見事な戦いぶりで初の決勝進出を勝ち取った。
サンパウロとの決勝は六日に初戦がパラナ州で、十三日にモルンビー競技場で第二戦目が予定されている。