7月5日(火)
南米剣道連盟(玉置正会長)とブラジル剣道連盟(山田法夫会長)は七月十四日から十七日まで、国際剣道連盟(IKF)の指導者を日本から迎え、昇段試験や剣道セミナー、南米選手権大会、全伯有段者大会を行なう。
十四日は、南米選手を相手にした審判と型の講習会がピニェイロスのピラチニンガ体育館で午後一時から。ブラジル剣道連盟の蛯原忠男技術部長が指導する。翌十五日にあるIKFの講師による剣道セミナーに備えて行なうもの。南米各国から六十人ほどが参加するという。
十五日は、小田克夫居合道範士八段・剣道教師八段、伊藤知治剣道・居合道教師八段、伊藤隆吉剣道・杖道教師七段が、同体育館で南米の指導者たち向けのセミナーを行なう。居合道、剣道、杖道三段以上の指導者八十人が集まる。
第十四回南米選手権大会は十六日午前八時から。アグア・ブランカのベイビー体育館(ジェルマイネ・ブルシャーデ街451)で開催される。ブラジル、アルゼンチン、チリ、コロンビア、エクアドルから約六十人の選手が集まり団体戦、個人戦が行なわれる。
国内からはサンパウロを中心に、ベレンやブラジリア、ロンドリーナやサンタ・カタリーナからも集まる。午後からは昇段試験があり、南米中の剣士二百人が参加を予定。
また、十七日には同会場で午前八時から全伯有段者大会があり、ブラジル中から十六歳から六十歳までのの有段者で争われる。約六十人の外国人選手も招待試合に参加する。
高段者となると、日系人の割合が高いが、ブラジル以外の国では日系人の参加はほとんどない。
だが、蛯原さんは「初段あたりに年々、非日系が増えている」という。「ブラジルの剣道人口は二千人を超えているとも。人気が高まってきているスポーツです。ぜひ見に来て」。
両大会の観戦は無料。