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サントス初の移民祭=100周年視野に地元で盛上げ

7月6日(水)

 サントス日本人会、沖縄県人会、金星クラブ、アトランタ・クラブ青年部は先月十八日、金星クラブ会館で第一回移民祭を催した。約六十人が参加した。
 移民祭に先駆け、日本移民ブラジル上陸記念碑に献花、先亡移住者に感謝の意を表した。その後、市内パケタ墓地にある通訳五人男の一人、峯昌(みね・さかえ)の墓にも参り、線香と花を手向けた。
 これは毎年、サントスの日系四団体共同で移民の日を記念して行っていたもの。百周年が三年後に控えていることを受け、今年から「移民祭」と称し、大きなイベントにしていきたい考えだ。
 サントス日本人会の遠藤浩会長は「これから地元で盛り上げていき、百周年に繋げたい」と意気込む。
 午後から行われた移民祭は金星クラブ会館で催され、参加者はカラオケや舞踊などを楽しんだ。
 毎年参加している沖縄県人会の照屋マリオ顧問(92)は「今年はちょうど土曜日で多くの参加者があった。来年も皆さん参加してください」と笑顔で話した。