7月7日(木)
【エスタード・デ・サンパウロ紙六日】五日に発表された三つの経済調査機関の結果、六月度のサンパウロ市内の物価指数はいずれもデフレが記録された。物価の目安となる経済調査院(FIPE)の消費者物価指数(IPC)はマイナス〇・二%となり、二〇〇〇年二月以来のデフレとなった。
インフレが抑制された原因は食料品(マイナス一・三九%)、運輸(同〇・一一%)、衣料品(同〇・一六%)価格の下落だった。同院では公共料金の値上げがあるため、今後もデフレで推移するのは困難とみており、今年は五%から五・五%のインフレを予想している。
また労組間社会経済調査・統計所(DIEESES)の生活コスト指数(ICV)もマイナス〇・一七%となり昨年二月以来のデフレとなった。五月度がプラス〇・三九%のインフレだったことから大幅減に関係者は驚いている。
ジェトゥーリオ・ヴァルガス財団(FGV)の週間物価指数(IPC―S)もマイナス〇・〇五%となり、二〇〇三年七月以来のデフレとなった。五月度は〇・〇四%のインフレだった。