7月7日(木)
三年目はいかに? ヨサコイ・ソーランの参加チームほぼ出揃う――。三十一日、サンパウロ市内のイベント会場ヴィア・フンシャルで行なわれるブラジルYOSAKOI・ソーラン。その実行委員会(浜崎マルセリーノ実行委員長)定期総会が五日夜SOHO本社で、サンパウロ市内の出場チーム代表者が参加して開かれた。出場チームとポスターの発表がされ、当日の入場券など詳細事項についても話し合われた。
今年は昨年の二十一から十七へ出場チーム数は減ったものの、初出場が三チーム。ニッポ・カンピーナス、サンセイ・ロンドリーナ、クリチーバ・わかば。新風を巻き起こせるか。注目が集まる。
三回目を迎え、浜崎実行委員長は「日本の芸能は地味なイメージが少しあるけれど、ヨサコイは音楽も踊りも明るくて若者をひきつけている。見て踊って参加して欲しい」と話す。
総会で発表された大きな変更点としては、キッズ部門の年齢規定が昨年の平均年齢十五歳以下から、メンバー全員十五歳以下に。昨年と比べ出場チームが減った理由でもある。また、今年のように三チームのみの出場(キッズ部門)では、賞金が贈られる上位三位が確定してしまうため、来年に向けてルール改正が今後の課題として一致した。
十六日には全出場チームの代表者が集まって会議が行なわれる。
―常連組は練習着々―
練習の進行状況はまちまちだ。学校関係は休暇に入った今月からチーム編成をするところもある。「これから毎日練習して遅れを取り戻します」と、平成学院『平成鳴子キッズ』の浜崎みゆき校長は意気込む。
北海道協会青年部のひぐま会、青年文協、アベウニ(日系医療ボランティア)、アセベックス(留学生・研修生OB会)、そしてホーリネス教会の有志からなる『一心ヨサコイ・ソーラングループ』(武田久美タイス代表)は、三月から北海道協会会館で練習を始めている。「週末ごとにやっています」と、なかなか自信のある様子だ。
昨年の優勝チーム、ユババレエの練習は五月半ばから始まった。「一つの振り付けが満足する状態になるまでは一年かかるので、遅いくらいですよ」と振り付けを担当する小原明子さん。何回も踊りこんで動きを体に叩き込み完成度を高めていく。「昨年のヨサコイを各地の公演で踊って、やっと最近できてきたところです」。
今年は二年連続で使っていた衣装を変え、規定の鳴子を取り入れる。「最近日本ぽいものにひかれるんですよ」日本の独特な動きも振り付けに取り入れるようにしている。
出場チームは次の通り。アドゥルト部門十四チーム、キッズ部門三チーム(見込み)。アドゥルト=レキオス芸能同好会、PL、カストロ連、弓場バレエ、ニッポ・カンピーナス、一心、サンセイ・ロンドリーナ、松柏・大志万学園、海藤・タウバテ、クリチーバ・わかば、SOHO(四チーム)。キッズ部門=PL、平成、ビリチーバ・ミリン日本語学校。
公演は三十一日、十二時からと午後五時からの二回。ヴィア・フンシャル(ヴィラ・オリンピア区、フンシャル街65)で。一キログラムの保存可能な食品を持参すること。入場券等の詳細は11・3287・4199(実行委員会)またはwww.yosakoisoran.com.brにアクセスを。