7月8日(金)
南米クラブ一を決めるリベルタドーレス杯決勝の第一戦が六日、ポルト・アレグレで行われ、サンパウロはアトレチコ・パラナエンセと一対一で引き分けた。
本来、各クラブの地元で行われる同大会だが、クリチーバにあるアトレチコの競技場は「決勝は四万人以上収容する場で」との規定を満たさないため、急きょポルト・アレグレのベイラ・リオ競技場で行われた。
テレ・サンターナ元監督時代以来となる十一年ぶりの決勝進出を果たしたサンパウロ。新旧ブラジル代表七人を擁するだけに、地力でアトレチコを上回るが、両チームを率いる監督はともに過去、この大会の優勝経験がある知将。まとまりのよさと守備陣の粘りで勝ち上がってきたアトレチコが前半十四分に先制する意外な展開になったが、サンパウロも後半六分、相手守備陣の自殺点で同点に追いついた。
十四日にモルンビー競技場で行われる第二戦で優勝が決まる。