7月8日(金)
【エスタード・デ・サンパウロ紙四日】中古車の購入、買い換え、販売について留意すべき点を専門家がマル得心得として挙げている。まず購入や買い換えの場合、自動車代理店や販売店から買うのには、消費者保護法が、個人から買う場合は民法が適用される。違反があった場合は、それぞれの法律で解決できる。
保証期間は九十日間が義務づけられている。代理店などではエンジンとギアのみの保証が多く見られるが、保証は車体や内外の部品まで車全体を対象とすることが義務付けられている。欠陥を承知で買う場合(割引料金で取引される)、販売伝票にその旨明記すると後のトラブルが避けられる。車検証などの書類が整備されているか良く調べた上で、罰金が未納かどうか交通局のサイトで確認する。また以前の持ち主が法律違反者か否かも調査が必要で、裁判所のサイトで犯罪者リストが出てくる。
資金が不足した場合、銀行の消費者直接クレジットが早い応対で、四十八回払いまでの融資を行っている。購入する(した)車を担保にするだけで済む。リージングやコンソルシオ(積立購入)も条件次第でオススメだ。
購入の際の車の状態は、電気系統は専門家に日中に見てもらうこと。車体は軽く各所を叩いたり撫でたりすると衝突箇所が分かるので、交渉材料とする。安全ベルトや消火器も良く点検する。走行中揺れがひどい場合は、車体の装置に欠陥がある。車体の色が茶、黄色、緑は不人気で次に売る時に苦労する、などを知っておくと便利だ。また、委託販売(コンサイメント)する場合、オリジナルの書類とくに所持者変更書類は、代金を受け取るまでは絶対に署名しないよう警告している。これによるトラブルが多発している。