7月13日(水)
十五日から十七日に行われる第八回日本祭り(フェスチバル・ド・ジャポン)にブラジル力行会(永田久会長)が初参加する。出品料理は野沢菜漬け、ジャバリ(猪豚)焼き肉弁当、マテ茶など。出店の狙いは、「一世だけではなく、二、三世の若い人々も一緒になって会を盛り上げていくことだ」。永田会長は意気込みを見せた。
今年で十一回目を迎える同会日本語留学制度。十八歳から二十五歳を対象に、現在まで約七十人の若者を送り出した。しかし、研修に参加する人はほとんどが地方の人。「サンパウロから日本に行く人が少ないから、会に集まりにくく、後が続かない」と永田さんは憂慮している。木内莊三副会長も「だんだん一世が亡くなっていくから会員が減ってきている。もっと若い人に集まって欲しい」と話す。
そこで、会を盛り上げようと提案したのが日本祭りへの参加。「会員が作ったものを売ろう」と研修生などに声をかけ、集まった若者と同会員で出店することになった。
永田会長、木内副会長とも「少し固いがうまい」と、ジャバリを絶賛。焼肉弁当のほかに、これを使用した豚汁、お好み焼きも用意する。「この祭りを機に若い人たちへの敷居を低くして、もっと力行会に出入りするようになって欲しい。そして私たち一世と、意見の交流をしたい」と日本祭りの成功へ期待を示した。