CPIを痛烈批判=職員の召喚は局への冒とく=「委員会は愚かな猛獣の茶番劇」
7月15日(金)
【エスタード・デ・サンパウロ紙十四日】国家情報局(ABIN)のマウロ・M・リーマ長官は十三日、郵便局汚職CPI(議会調査委員会)を茶番劇だとするメッセージをABIN職員千七百人に送り、辞職に追い込まれた。CPI委員は「愚かな猛獣」で、疑惑関係者を召喚するだけで放免する。CPIは審理を行っているように演出するだけで、真相の究明に迫ってはいないと同長官は批判ていた。大統領府はフランス外遊中の大統領に連絡し、長官の辞表を受理した。
リーマ長官の「CPI委員は愚かな猛獣」とするメッセージは六日にインターネットでABINの職員へ送信された。内容はABINの職員ランジェ氏に対する召喚が、的外れであることへの不満を訴えたものであった。
同職員は五日、CPIへ召喚された。質問内容がABINの守秘義務に支障を来すもので、CPIの無神経振りを長官が批判した。ABIN職員の召喚を阻止しなかった連邦総弁護庁(AGU)の怠慢も批判した。長官はメッセージがABIN職員へ送信した私信であって、議員の冒涜ではないと噂を否定した。
ABIN職員のCPI召喚と質問の内容は、諜報活動への偏見と侮辱であり、ABINに対する冒とくであると長官は強調した。「愚かな猛獣」とは百科事典によれば、八百長法廷で被告を嘲り裁判を茶番劇の舞台にする愚かな判事を意味すると長官は説明した。
長官のメッセージは、議会や政府首脳を刺激した。長官の上司となるフェリックス将軍は、アレンカール臨時大統領とパリ滞在中のルーラ大統領へ電話で連絡をした。事態収拾で奔走するフェリックス将軍は、ABIN職員のCPI尋問が非公開でも国家機密漏洩のリスクを招くと議会の自粛を求めた。
ABIN職員連盟は、長官の見解を是とした。同連盟のクルヴェ会長は、ABIN職員のCPI召喚が諜報活動の現場に勤務する職員に著しい精神的打撃と屈辱を与えたと声明を発表した。ABINの職員が諜報活動をCPIで証言する義務があるなら、ABINも情報局も無用で国家は丸腰になるという。
郵便局CPIは十三日、フェリックス将軍と長官の召喚を決めた。CPI委員は「愚かな猛獣とCPIは茶番劇」について説明しろというのだ。郵便局で現金受領の現場を撮影した監視カメラの違法設置について、将軍は説明を求められる。また、ABINが公社関係の汚職システムに一枚咬んでいるとジェフェルソン下議が告発した経緯もある。
辞職したリーマ長官はインターネット犯罪の専門家で、ルーラ大統領直々の推薦で同役職へ就任した。大統領と里親関係にある弁護士テイシェイラ氏の子息が誘拐拉致されたときに同長官が救出し、能力を認められた。また、南米全域にABINの連絡網を設けた手腕も買われた。キューバとの交流やFBI(米連邦捜査局)とのパイプも持つ。ABINのサイトには同長官の欄があり、数々の特ダネがある。