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元刑務所監房を爆破=跡地は展示場などに変身=サンパウロ市

7月19日(火)

 【フォーリャ・デ・サンパウロ紙十八日】閉鎖後も施設の一部が残っていたカランジルー元刑務所の二号監房と五号監房が十七日朝に爆破され、四秒後に粉塵と共にその姿を消した。
 ジェネラル・アタリーバ・レオネル通りには特大スクリーンが設けられ、約八百人が爆破の瞬間を見守った。爆破に使用された火薬は二百キロに及び、建物の柱など千五百カ所に仕掛けられた。爆破費用は二五〇万レアル。二〇〇二年十二月には六、八、九号監房が爆破されている。四、七号監房は改装後、技術訓練校などの公共施設に生まれ変わる。
 同刑務所跡地はすでに青少年公園として利用されている。今回の爆破跡地は九十日かけて整地された後、二階建ての展示場と野外広場が建設される予定。費用は、同じく建設予定の劇場をあわせると一六〇〇万レアルに上り、資金不足の州政府は民間企業と共同で計画を進める考えだ。

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