7月19日(火)
短歌・俳句の各流派もブースを出していた。ブラジル日系文学会、椰子樹、ブラジル俳文学、蜂鳥、サンパウロ木蔭句会。
それぞれのグループが刊行誌を自由に見られるように椅子を並べ、すでに廃刊になった会の貴重な刊行物を無料で配布、持ち帰るファンの姿が目に付いた。
ブラジル日系文学会の浜輝夫さんは「俳句の世界の流派は宗教みたいなもの。日頃一緒にやることはないが、ブラジル日系の文学や俳句人口が減っていく中で協力して何かやらなくてはいけないということになりました」と説明する。
期間中は投句(歌)箱が設置され、短歌四十四、俳句百八の参加があった。入選者は八月中にも表彰されるという。
「ブラジルでは私たちの活動とは別にポルトガル語での俳句『ハイカイ』が広まっている。ただ五七五音を合わせるだけでなく、歴史や流派のことも知ってもらいたかった」