ブラジル国内ニュース(アーカイブ)

民主主義は金がかかる=大統領選の費用は3500万R$

7月20日(水)

 【エスタード・デ・サンパウロ紙六月二十三日】民主主義は金のかかる祭典だ。選挙に当選するため、テレビの宣伝費や選挙参謀の起用、専門的な政治顧問、宣伝カー、航空券、ショーマン、パーティ、選挙運動員、寸志、バーナー、チラシ、ポスター、帽子、Tシャッツなどきりがない。
 大統領か州知事の選挙費用が三五〇〇万レアル。上議で一五〇〇万レアル、下議で二〇〇万レアルという。議員一年生は赤字が普通。二年目から役職に就いたり、公社の水増し契約などをして初当選の赤字分を埋め、次回の選挙費用を貯める。
 政治家の選挙費用をまかなうための政治献金が加算され、支払いの延滞金利も計上するから、公共事業は天文学的に高価な工事となる。他に企業は裏金献金も要求される。
 一回に九〇億レアルもかかる選挙を避け、一括融資制度を設ける案がある。有権者一人当たり七レアルとして、一〇億レアルで選挙ができるという。選挙費用は選挙裁の裁定に従って党へ配るという案だ。

こちらの記事もどうぞ

Back to top button