2005年7月21日(木)
【フォーリャ・デ・サンパウロ紙、エスタード・デ・サンパウロ紙二十日】郵便局CPI(議会調査委員会)に喚問されたシウヴィオ・ペレイラ労働者党(PT)前事務局長は十九日、党の財政についてはデブービオ・ソアレス前財務担当に責任があり、広告業者ヴァレーリオ氏を保証人とした銀行融資や裏金支給については一切関知していないと証言した。
十一時間に及んだ喚問の中でペレイラ氏は、政府機関の役職への任命について、推薦はしたが、任命は最終的に政府の責任であることを強調した。しかし推薦した人物のほとんどは記憶になく、自身の資産について話すことも拒否した。
ヴァレーリオ氏との関係についてペレイラ氏は、二〇〇三年中頃、PT本部でソアレス氏から同氏を紹介されたが、選挙運動の方針をめぐり意見の相違が明らかになった後に関係は終わったと述べた。また証言中、数年間会っていないなどルーラ大統領をスキャンダルから切り離そうと何度も試み、再選には全力を尽くすと答えた。
ここ二年間に急成長を遂げ、ペトロブラスから九〇〇〇万ドルのプラットフォーム改良工事を請け負った下請企業、GDKのオリヴェイラ社長との関係について質問されたペレイラ氏は、自家用ジェットで旅行した時に同社長を紹介されたが、ジェット機が社長のものだったかどうかは覚えていないと述べ、それ以後関係は続いたが、改良工事受注の際の同社の口利きは否定した。同社長にランドローバー(高級ジープ)を買ってもらった疑いがあるとの質問に対しては、回答自体を拒否、入手は否定しなかった。