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大手民間銀行で人種差別=黒人の採用はわずか8%=ブラジリア

2005年7月26日(火)

 【フォーリャ・デ・サンパウロ紙二十四日】労働検察庁(MPT)は、連邦直轄区の大手民間銀行五行で人種差別が行われているとみて捜査に乗り出し、今月までに提訴する構えを見せている。捜査対象はすでに他州にも広がっている。
 二〇〇四年と〇五年上半期を通し、同庁は経済活動人口(PEA)のデータとこれら五行のそれを比較調査した。その結果、サンパウロ州の大手民間銀行四行では行員の中で黒人が占める割合は二八%だったが、同区の五行では八%にすぎなかった。
 五行のうちA行では、四七七七レアル以上の月給を手にする行員のうち、黒人はわずか六・二五%しか占めていなかった。B行では月給二八七九レアル以上の黒人行員は二一・四%。また学歴が同じような行員でも白人と黒人の間で昇進や給与に差がみられたケースもある。A行では、同じレベルの管理職で白人の平均月給は八八七八レアルだったが、黒人のそれは六〇二〇レアルだった。
 調査会社エコマチカが今年三月にランク付けしたブラジル企業上位十五社を対象にフォーリャ紙が電話調査したところ、中間管理職以上の役職に就いた黒人がいると答えた企業は八社。三社が無調査とし、二社が無回答だった。エトス研究所の調査結果では、伯企業上位五百社で黒人が役職に占める割合は課長職で一三・五%、部長職で八・八%、取締役は一・八%と、黒人の昇進の困難さが浮き彫りとなった。

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