日系社会ニュース
パウリスタ神社大祭=車事故ないよう御祓い
2005年7月26日(火)
パウリスタ神社創建三十二周年記念大祭は、十七日、バウルーの同神社で行われた。気候が急変し曇り空、風が強かった。毎年、鯉のぼりが泳ぐ。ドアルチーナ、ガルサ、マリリアなどの近隣都市から欠かさず参拝する人が多い。
午前九時、アルジャの本社・巖戸神社ブラジル大神宮の佐藤宮司と柳原行者によって、祝詞があげられた。田中大祭委員長のあいさつ、巖戸神社からの来賓、田崎輝雄バウルー日本人会がそれぞれ祝辞を述べた。
佐藤風太郎バウルー市議は、先年死去した神社創立の一員、故本田起奥さんの功績を称えて、市議会からバウルー市内の街路に本田さんの名が命名されたことを伝えた。遺族に証書が手渡された。
参拝が終わった人達にお神酒が振る舞われた。恒例の車祓いの儀が佐藤宮司によって、神社前に並べられた一台ずつに行われた。
バウルー日本語学校の和太鼓チーム「無限響」の演奏が神前に奉納された。前日から関係者家族によって用意された昼食会の会場は、入り切れない人も出るほどて、いっぱいになった。昼食後の演芸会で、カラオケダンス、和太鼓が披露された。「無限響」も結成三年になり、近隣都市にも招待され、好評を受けている。宴なかばに数多くの品々の抽選もあって最後まで賑わった。 (酒井威夫通信員)