2005年7月29日(金)
【エスタード・デ・サンパウロ紙二十六日】セーラサンパウロ市長はロジージオ(車両の都心部乗り入れ規制)方式の見直しを検討すると、就任当時から表明していたが、新しいシステムでの取締りが功を奏したことで、当分変更しないことを決定した。
新しいシステムは、違反車のプレートを撮影し一・五秒間で罰金科に送信するもので、試験的に設置された七日以降十五日間で罰金を科せられたのは九千六百七十五件に上った。罰金は八五・一三レアルで減点四となる。これにより摘発はスピード違反に次ぐものとなった。
セーラ市長はこの効果に満足し、さらに取締りを強化するよう指示した。このシステムの次の段階はプレートを読み取った後、五秒間で検問の警官に連絡し、違反車を現場で摘発するというもの。来年までには固定式七十六台に加え、巡回式も設置する意向だ。