2005年8月2日(火)
【エスタード・デ・サンパウロ紙一日】中南米最大の病院、サンパウロ市クリニカ病院が一日から、来診者を重症患者にのみ限定することになった。対象は脳神経や臓器移植患者らが主体となる。このほかの中軽症者は市内の公立病院や救急センターで診察される。
この企画は二年前からのもので、同病院で診察が月七万人と増加していることで、緊急や重症患者以外は他の機関で応対することが検討されてきた。同病院の指導のもと、他の機関での体制が整ったことで変更に踏み切った由で、医師の応対や治療は同病院と何ら変りはないとしている。
これらではこれまでの十万人応対から三万人の収容増加となった。クリニカ病院ではこれまで一日四万人の電話による診察予約が入っていたが、そのうち対応できるのは三千八百人に過ぎなかった。このうち六〇%が風邪や腹痛などの中軽症患者だった。なお同病院ですでに治療に当っていたり、予約済みの患者は引続き応対される。
最寄りの応診機関の住所や問合せはwww.prefeitura.sp.gov.brのサイトで、または電話三〇六六・三〇〇〇(サンパウロ市内)。