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東西南北

2005年8月2日(火)

 一時的に減少していた公共債務が再び増加に転じ、九六五九億レアルとなった。国内総生産(GDP)に対する債務の率が五〇・九%へ到達、ブラジル経済の脆弱ぶりを見せている。九カ月にわたった基本金利の上昇は、債務管理に悪影響をもたらした。債務増加は政府にも深刻な問題で、これからは固定配当国債を発行する予定だ。六月の債務増加は、金利上昇と北部と北東部開発基金の捻出が理由だった。
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 ブラジル地理統計院(IBGE)は四月から五月にかけた消費傾向が割高高級商品から割安商品へ回帰し、昨年同時期とは反対の現象を呈していると発表した。所得は〇・二%と緩やかに回復しているものの、消費者の財布のひもは厳しいとスーパーやメーカーが報告する。昨年同期の所得増加は二・二%だった。
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 スーパー、ポン・デ・アスーカルで人種差別されたと訴えた黒人女性(25)が二十九日、慰謝料六万レアルの判決を勝ち取った。同女性は女性警備員から「いつから黒ん坊が買い物する権利を得たの」などの差別発言を受けたという。スーパー側は控訴を検討中。
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 オザスコ市で二十八日夜、高齢者の親子(89、66)が十六歳の少年の運転する車にはねられ死亡。少年は猛スピードで信号を無視。
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 マッケンジー大学が、教育、保健、治安、インフラなどを基準にサンパウロ市内の生活水準を区ごとに調査した結果、ピニェイロス区の得点が最も高いことが判明、以下ヴィラ・マリアーナ、ラッパ、サント・アマーロ、セーの各区が続いた。反対にワースト一位はパレリェイロス区。以下ムボイ・ミリン、シダーデ・アデマールなど南部各区の生活水準が低かった。