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東西南北

2005年8月3日(水)

 郵便局CPI(議会調査委員会)は一日、ジルセウ前官房長官とグシケン前広報局長官の元二閣僚の召喚を表決した。同喚問にはブラジル銀行マーケティング部のピゾラット前部長とジャネネ下議補佐も召喚された。CPIは公社職員年金基金調査のため、さらにオポチュニティ銀行のダンタス頭取の召喚も準備中。年金基金の投資について追跡調査を行うようだ。
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 専門家からなる政府小委員会は一日、妊娠中絶を合法化する方向を女性政策省へ報告した。同案が議会で承認されれば、公立病院などで保健プランによって中絶手術を受けられる。十二週までは全ての妊娠が対象。二十週までは婦女暴行による場合に限る。胎児の異常や妊婦の生命に危険がある場合は医師が決定。生活苦や誤算が理由の妊娠中絶は認められない可能性がある。
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 十三歳の少女を誘拐した石工(22)が一日、サンパウロ州ベルチオーガ市で逮捕された。少女を銃でおどして誘拐した犯人は家族に五〇〇レアルを要求。三時間後警察に見つかった容疑者は海に入って逃げようとしたが失敗。二カ月後に生まれる子供の養育費が欲しかったあまりの犯行だった。
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 ポルト・アレグレ市で二日、空き地で犬を殺し、焼いて食べていた浮浪者の男性(28)が病院に運ばれ、検査を受けた。腹が減ってどうしようもなかったと本人。病院は男性の引き取り手を捜している。
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 サンパウロ市の強盗殺人事件が今年第2・四半期に三十九件と前年同期比で八五%も増加した。サンパウロ州では九十九件と前年より二件の増加。一方、サンパウロ市で発生した殺人、盗難、強姦、誘拐を含む犯罪件数は同期に四%減少した。