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コラム オーリャ!

 「唱歌離れが進んでいて、以前は五十人あった参加者も今は十五人」。先週末行われた歌謡唱歌コンクールで北川彰久音協会長はつぶやいた。「一人になっても続けたい」。
 カラオケ人気がますます高まる中で、童謡や唱歌は徐々に翳りを見せているらしい。日本の歌といったら唱歌よりも歌謡曲なのだろうか。
 子どもの頃、まず親しんだ曲は「ぞうさん」や「うみ」などの童謡であった。簡単なメロディと詞は、日本語を学ぶのにも大切な役割を果たしていただろう。どんぐりが主人公だったり、お遊戯がついたりして歌うだけでない楽しみもあった。
 小中学生が「涙そうそう」や「娘に」をどんなに上手に歌えても何だかなあ、という気がするのはひがみかしら。(郁)

05/8/3