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東西南北

2005年8月4日(木)

 ジェンロPT党首は二日、議員権はく奪を逃れるために辞職するPT議員は二〇〇六年度選挙で公認しないことを明らかにした。同党首は五日、PT幹部会議で正式に提議し、議員辞職は立候補断念とみなすとした。議員辞職は次期選挙で返り咲けることで国民に不信感を植え付け、PTの体面を著しく傷つける。だから議員権はく奪と同様、二〇一五年まで公認を認めないと述べた。
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 サンパウロ市内の十八のショッピングセンターは三日、冬物バーゲンセールを開始し、七%から七〇%の割引を行う。冬将軍の到来が遅かったため、商店は昨年比三〇%増の在庫で苦戦した。参加する商店は約七百店に上り、昨年の二百八十店の倍以上ある。商店は割引の他、どんな無理難題にも応じるといっている。十三カ月目給料の前払い分が近く支払われるので、商店はバーゲンを急いだ。
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 路上生活をする子どものために、宗教団体が三十一日にサンパウロ市タトゥアペショッピングセンター近くに設置した小屋が二日、市に撤去された。撤去は社会福祉担当者なしに行われ、小屋に寝泊りしていた三人の子どもは施設に収容されないまま行方不明に。設置は違法としながらも、市はミスを認め、子どもを捜し始めた。
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 ボイラー設計士の男性(53)が七月二十日、ジュンジアイー市に向かう電車の車内で現金や小切手など約二〇万レアル相当の入ったかばんを拾ったが、中身をくすねることなく翌日には持ち主にかばんを届け、一一〇レアルのお礼を受け取った。持ち主のコンサルタントは携帯電話の操作に気を取られ、家の近くでかばんを忘れたことに気づいたという。