2005年8月6日(土)
裏金CPIで喚問されたジェフェルソン下議は四日、エレトロノルテ電力公団内に構築された不正資金捻出システムを暴露した。同公団では、送電業務を民間へ委託する計画があった。委託された民間企業は、公立銀行から四〇億レアルの融資を受ける。同計画を落札した企業は、三%をPTとPTBへリベートとして支払うというもの。同公団は当時、PTB配下のサルメロン総裁が赴任していた。
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連邦経済金庫の管理業務を下請けしたGtechのロッシャ元社長は四日、前官房長官の腹臣ジニス氏の命令で弁護士のブラッチ氏から、下請け契約を更新するため六百万レアルのリベートを強要されたと、ビンゴCPIで告発・証言した。逆らえば、契約済みの契約も無効にすると脅されたという。前もって了解を得ていれば、リベートは八%。前相談もなく契約したので、一五%払えといわれたという。
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サンパウロ市バス運転手組合理事のモレイラさん(37)が三日夜、バールで二人組の男に頭を三発撃たれ殺害された。家族と組合長によると、被害者は死の脅迫を受けていなかったという。バス会社Vipの運転手らは死に抗議して翌日の運行を停止、十二万人が影響を受けた。同組合では数年前にも組合員が殺害されている。
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バス専用車線のタクシーの通行が三カ月間試験的に認められてから、タクシー業界は乗客の利用が増え、売上が三割増えたと見積もっている。乗客を乗せている場合、五カ所の車線は二十四時間、他四カ所ではラッシュ時以外の時間に通行が可能。乗降のための停車は不可。渋滞を逃れることで、目的地への到着時間が早くなり、料金も安く上がるという。