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「女性保護のための警察」20周年=マスノ・デレガーダら表彰へ

2005年8月6日(土)

 「デレガシア・デ・デフェーザ・ダ・ムリエール」(女性保護のための警察)がサンパウロ市に開設されて二十周年。その記念イベントが十日午後三時半から、市役所講堂(ヴィアヅト・ド・シャー15、七階)で行われる。開設初期から貢献した十六人のデレガーダ・デ・ポリシアらがオメナージェン(表彰)され、そのなかにただ一人の日系、増野(マスノ)エリザベッチさん(パラナ州アプカラナ生まれ)が含まれている。
 エリザベッチさんは、一九九〇年に同警察入りしたベテラーナ。アラサツーバ、サンパウロ・カピタル、サンパウロ・サントアマーロ署などに勤務、「家庭内暴力からの女性保護」が専門で、その分野の教鞭をカトリック大学法学部でとっている。さらに日本政府当局との交流で、日本から使節団が来伯した際は、常にブラジル側の最前面で活動してきた。
 「女性保護のための警察」の設置は、サンパウロ市が世界の都市のなかでも最初で「先進都市」。二十年前、最初に勤務したデレガーダは十五人だった。二十年を経て、現在では四百四十一人と増大している。